| | おしゃれ手紙・◎日本ちょっと昔話◎ はるな
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 | 2012-05-16(水) 昔語り:やっこめ(焼き米)
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「田植えの終わった後の楽しみは、『やっこめ』じゃった」と父がいつものように語り始めた。
やっこめとは、焼き米。
米を、焙烙(ほうろく)で炒って作る。
焙烙(ほうろく)は、素焼きの平たい土鍋で私の子どもの頃は、やっこめ以外にも豆を炒ったりするのにも使われていた。
出来あがったら、茶碗にやっこめを入れ、上から熱いお茶を注ぎ、塩を適量入れるのが一般的な食べ方。
田植え用に使う、種もみを少し残しておいて作る、やっこめは、「種やっこめ」と言って、この季節の楽しみだったと父は言っていた。
私は、子どもの頃、やっこめを食べた記憶がある。
女たちが、一握りづつ持ち寄って作ったと言われる、昔の種やっこめ。
それは、この時期の待ち遠しい味だったことだろう。
そして、今ではだれも作らなくなり、その味は、50年以上前に消えてしまった。
■2011.05.26
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 | 2012-05-15(火) 枇杷熟れ、桑熟れ、椋熟れて・・・。
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通勤途中の畑に、「ゆすら」が色づきはじめていた。
思わず、手を延ばして、一つ口にしたけれど、まだ酸っぱかった。
今の季節、子どもの頃は、ユスラとグミが色づくのが待ち遠おしくて仕方がなかった。
真っ赤になるまで待てば甘いのに、待てなくて、少し色づいたのをとって食べた。
酸っぱい・・・。
柿、イチジク、ビワ、ユスラ、グミ、桑、アケビ・・・など私の子どもの頃、身近にあった木はいったいいつ頃からなくなってしまったのだろう。
最近出来た近所の「公園」には、アジサイだのウツギだのといろんな花木が植えられている。
けれども、柿もイチジクもユスラ、グミもない。
どの自治体も申し合わせたように「自然とふれあう」を言うのに、 子どもが毎日行くような小さな公園に、どうして実の成る木を植えないんだろう。
リンゴやみかん、バナナなどを口にする回数は昔に比べて、格段に多くなった。
けれども、食べ物を自分でとって口にする機会は皆無といっていいほど少なくなった。
実の成る木は、子どもにとっても、昔の子どもにとっても「自然とふれあう」大切な機会だと思う。
少年に枇杷熟れ桑熟れ椋熟れてとどめにムベの熟れゐし昭和
大野展男
■2005.05.23
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 | 2012-05-14(月) 「ぼっけえきょうてえ」、岡山弁
(中国地方) |  |
岡山の言葉が知りてえ?
私の岡山の言葉やこう、そねえにおもしろうねえけどなぁ。
折角の機会じゃから、ほんなら、喋ろうかなぁ。
岡山の言葉は、「ない」を「ねえ」言うんじゃ。
それと、「〜は」を前の言葉にかけて、言うんじゃ。
例えば「映画は」は「映画ぁ」、「山は」は「山ぁ」、「日は」は「ひゃあ」になるんじゃ。
って、思わず、大好きな岩井志麻子の「ぼっけえきょうてえ」口調になってしまいました( ̄▽ ̄)
先日のhasepセンセイの日記からジャンプして読んだ岡山弁のことが気になって仕方が無いワタクシ。
ワタクシ、天地 はるなは、ネイティブ岡山弁スピーカー。
その私がよく聞いていた岡山弁だとこうなります。
●「このリンゴは赤くない。今日は寒くない。あの子は可愛くない。」
↓
「このリンガー、赤こーねー。
今日は寒うねー。
あのかー可愛ゆうねー。」
●「この映画はつまらない」
↓
「この映画(がー)おもしろうねー」
●「火を消しなさい」
↓
「ひゅうけされえ」
岡山弁といえば、岩井志麻子の「ぼっけえきょうてえ」。
「ぼっけえきょうてえ」とは、とても怖いという岡山の言葉。
「ぼっこうきょうてえ」とも言います。
岡山弁の語りが効果的な、背筋も凍りつくような「きょうてえ」小説じゃった。
●大阪に来て30年以上、今や関西弁です( ̄m ̄*)
■2005.05.25
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 | 2012-05-13(日) 八十八夜の「茶摘」
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「茶摘」
文部省唱歌
夏も近づく八十八夜、
野にも山にも若葉が茂る。
「あれに見えるは 茶摘ぢやないか。
あかねだすきに菅の笠。」
・・・・・・・・・・・
お茶、大好き。
ほうじ茶、番茶、げんまい茶、抹茶・・・。
いろんなお茶を飲んでます。
ゴーヤ茶なんかも、試してみました。
うちの庭のビワの葉、お茶になりますよね。
あと、柿の葉、これはビタミンCがたっぷり。
私は「シェーグレン症候群」という口が渇く病気なので、お茶は、小さなペットボトルに入れて、持っています。
子どもの頃、お茶は、やかんに直接、葉を入れていました。
夏になると、ぶんぶく茶釜に出てくるような「かんす」と呼ばれる大きな釜でたいてました。
今日は、八十八夜で、茶摘に適しているんですって。
昔ながらのいでたちの茶摘が行われたそうです。
「この日に摘んだ茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするとも言われている。」
へぇ〜!!
■2005.05.02
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 | 2012-05-12(土) 歳時記の歌:背くらべ
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背くらべ
作詞 海野 厚 * 作曲 中山晋平
柱のきずは おととしの/ 五月五日の 背くらべ
粽(ちまき)たべたべ 兄さんが/ 計ってくれた 背のたけ
きのうくらべりゃ 何のこと/ やっと羽織の 紐のたけ
・・・・・・・・・・・
この歌の中の子どもたちは、きっと、幸せに育ってるんだろうな、と思う。
五月になれば、空高く鯉のぼりが泳ぐ。
それは「うちには、男の子がいますよ」という喜ぶ親や祖父母の証。
そして、子どもの日には、親が、柏の葉を取ってきて、家で餅をついてくれる。
甘いあんこの入った柏餅。
日頃、甘いものを食べていない、慎ましやかな生活。
でも、子どもの日は、特別。
大事な柱に付いた傷さえも、子どもの成長の証と思えば、怒れなくなる親。
そんなことを知ってか知らずか、今年も兄が弟の身長を記録する。
子どもたちは、その家で生まれ、大きくなって 結婚して、親や、祖父母の死を、その家で迎えた。
今のように引越しがなかった頃、家は子どもとともに成長した。
「子供時代の思い出は、後に大きな意味を持つようになります。
無意味なことは一つもありません。
音楽や歌はその頃を美しく鮮やかに蘇らせてくれます。」
昨日見た、*映画「コーラス」*の監督の言葉。
全ての子どもたちが愛情に満ちた家でのびのびと育って欲しいと思う。
■2005.05.05
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 | 2012-05-11(金) トリビアの井戸:峠
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♪天城、七里は白い雨
あなたと、会えたは、峠の茶店〜
すいません、ついつい、調子に乗って、フル〜い、「伊豆の踊り子」など、歌ってしまいました。
実は、私、長〜い事、「峠」という言葉の意味を
「峠の神にぬさを手向ける」というふうに信じてました。
手向け→たむけ→とうげという風に変わったと・・・。
ところが、昨年、古本屋で、ふと手にした本を見て、ビックリ。
そこには、「峠」の意外な事実が・・・。
私は、その「峠」のために3000円の本を買ってしまった。
そして、私は、金田一少年のように、叫んだのである。
「謎は解けた!!」
中国地方では、峠にあたる言葉に「たわ」「たお」がある。
その「たわ」「たお」こそ峠という意味にあたる。
柳田国男は峠の古語「たわ」と「越え」が結びついて
「たわごえ」→「たーごえ」→「とーげ」→「とうげ」になったと言う。
そう言えば、父が「『才のたわ』を越えて行った方が早い」なんて言ってたな・・・。
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環境の民俗を見つめることで、
先人たちの苦渋に満ちた日々や豊かな知恵、民俗の原質などを探り、
現代や未来社会が喘ぐ環境問題に光を当てる。
講座「日本の民俗学」4 環境の民俗<雄山閣出版>
■2009.05.17
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 | 2012-05-10(木) サルビア歳時記:5月の三箇条
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■新茶を味わう
立春から八十八夜(2日ごろ)に摘んだ茶の木の新芽でつくられたお茶が、その年の新茶。
中旬ころから売り出されます。
冬のあいだに栄養分をたくわえた新芽のエッセンス、いただきましょう。
すこし渋めが、初夏の味。
■帽子を新調する
5日ごろ、暦の上では「立夏」。
まだ気温は10月なかばと同じくらいなのに、陽のひかりは8月なみの強さです。
焦げてしまいそうな盛夏の炎天下も安心して歩けそうな、つばが広くて日よけにぴったな帽子を買いに出かけましょう。
■小津安二郎の映画「麦秋(ばくしゅう)」を観る
5月、ほかの植物はあざやかな緑、麦だけはもう秋、収穫の季節をむかえます。
モノクロームの映画だけれど、実った麦の金色をイメージして。
「サルビア歳時記」木村衣有子
●お茶、大好き。
何種類ものお茶を置いて楽しんでいる私。
新茶は、楽しみにしている。
ワインでボージョレヌーボーなんて騒がなくても、日本にはお茶がある。
●帽子を買った。
とことん好きなデザインというわけではないので、まだ探している。
●子どもの頃は、麦の刈り入れで忙しかった。
麦の穂がチクチクと体をさした。
そんな懐かしい、「麦秋」(私たちは、むぎあきと言った)。
麦秋という言葉の中には、昔の思い出がある。
■2009.05.01
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 | 2012-05-09(水) だいこんと付くべき文字に付けもせず・・・
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野菜が高い。
でも、野菜大好きな私は、週3日くらい八百屋に通っている。
そんな時、八百屋の店先に見つけた牛蒡(ごぼう)。
そこには、「ごんぼ」と書いてある。
そう、古い関西弁では、牛蒡は、ごんぼという。
その代わりといっては、おかしいが、大根は、「だいこん」と言わずに「だいこ」という。
だいこんと付くべき文字に付けもせずいらぬ牛蒡をごんぼォという
【意味】野菜の売り声をいう歌。
大根を売る時は「だいこ(でぇぇこ)」と「ん」を省いて売り、牛蒡を売る時は「ごんぼぉ」と本来入らない「ん」を中に入れて呼ぶ、ということ。
話芸きまり文句辞典
■2010.05.10
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 | 2012-05-08(火) 京都の銘菓「甘露竹」
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「京都に行ってきたんや。
この水羊羹、美味しいで」と会社のお得意さんにもらったのが、これ。
京都には年間10回以上行く私だがあまり、お土産は買わない。
だから「鍵善良房」という名前は知っていても水羊羹もしらなかった。
箱をあけると青竹に入った水羊羹が笹の葉を蓋にして入っていた。
名前は「甘露竹」というのだそうだ。
こういう上品なお菓子は、上品な器で食べるに限る。
で、塗りの菓子皿にいれてみた。
この塗りの皿は、東寺の市で買ったもの。
100円也。
鍵善の甘露竹は、上品な甘さの水羊羹が入っている。
封をしてある竹の葉を取って、竹筒の底に錐のような針で刺すと中の水羊羹がつるりと竹筒の中から出てくる。
甘さが控えめでお口の中で、さらりととけるような感じのなめらかな舌触りは、清涼感を感じさせてくれるので、夏にお奨めの和菓子。
青竹の香りがさわやかな、水羊羹。
4月1日からの季節限定販売らしい。
いかにも京都らしいこの水羊羹、今度、京都に行ったらかってみよう。
■鍵善良房■
■2009.05.09
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 | 2012-05-07(月) 里山の旬だより:お天気ばなし
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■「スズメが水浴びすりゃあ晴れ」
庄原のスズメは、よぉ乾くことを知っとります。
■「ツバメが低ぅ飛びゃぁ雨」
餌の虫が低いところを飛び始めるのでね。
■「こぶしの花が横に咲きゃぁ大風が吹く」
私がテレビで天気予報を見ないと言って夫が怒るが私は、夕焼けや前の晩の空の様子を見て判断する。
庄原のお天気話を読んで、昔の人は自然をよく観察していたのだなと思う。
コブシの花は大風の前には横に咲くというが、本当かどうか確認したいものだ。
■おまけ■
「コブシ」がそのまま英名・学名になっている。
日本では「辛夷」という漢字を当てて「コブシ」と読むが、中国ではこの言葉は木蓮を指す。
英語では、コブシも木蓮もまとめて「マグノリア」というと聞いたことがあるが性格にはコブシ マグノリア。
■2011.05.01
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