 | 2010-02-05(金) 神様のカルテ/夏川草介
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神様のカルテ/夏川草介
小学館/1,260円
 
夏目漱石を敬愛する栗原一止は、信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く。
◆地方の地域医療問題、救急医療問題を初めとする医療の問題を取り扱いながらも漱石を敬愛する故に古めかしい口調の一止の一人称とすることで、ユニークで温かくて優しい物語となっています。
このユニークな部分や、奥さん、同じ「御嶽荘」の住人達といった医療の現場以外の話しがあるのがとてもいいですね。
これが良くある医者ものではなくしていると思います。
ただこれがとてもいいとは思うんだけど、なんとなくその語り口や道具立てが、他の作家にダブって見えてしまったのが、ちょっと勿体無いですし、素敵な話と感じてしまった分、問題提起の分が薄くなってしまった様にも思います。
そう、思ってしまう読み手の問題かもしれませんけどね。
面白いし、おススメできる作品ではあります。
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