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2006-09-12(火) たらいまわし企画・第27回「ウォーターワールドを描く本」 (たら本)ページの上へ

今回のたらいまわし企画の主催は、イタリアごろごろ猫記のねるさん。
お題は「ウォーターワールドを描く本」です。

初めての生命は水から産まれ、生き物は水なしに生き延びれない。でも、同時に水の大きな塊は不安にさせる存在でもある。常に流動する水の中で通常のバランス感覚を保つのは難しい(河童や魚は別ですが)。そこには陸とは違う別世界がある、と思ったりするわけです。
そこで、海、川、湖、運河、雨、洪水、台風(結局何でもあり)など、水のある場所「ウォーター・ワールド」を印象的に描いた本を教えていただけたら、とこんなお題にしてみました。


今でこそ堀は埋め立てられ運河は道路になってしまいましたが、子供の頃は川がとても身近な水辺だったし、思い出の風景でもあります。
さてそんな思い出と、最近読んだということもあって、まず思いついたのはこれです。

『川の名前』川端裕人
小学五年生の少年たちが池のほとりでとある動物と出合い、それを夏休みの自由研究とするのですが…という物語です。
自然と川について、自由研究の課題の対象となった動物の事、大人に対しての思い、そして少年たちの可能性とやりたいことについて…など読みごたえあります。
ただ後半の騒動は現実の出来事を思い出して、ちょっと…な気もするのですが…。
このタイトルにある『川の名前』の意味がステキです。
自分の居場所を説明するのに、人がつけた地番などを使わない場合どうするか。
それには川を利用する…それが『川の名前』ということで、そこから自然と外とのつながりを実感させています。


『深川恋物語』宇江佐真理
江戸・深川界隈を舞台とした時代物の短編集。
深川という所が水にとても近い場所ですので、物語のあちらこちらに水辺が登場します。
そしてその水面に映された物語は、風によって水面が揺れるがごとく儚い恋もあれば、また一方でいつまでも変らぬ流れのように、穏やかな思いもありました。
きっといつの時代も変ることないであろう人の心が切なく、また優しく印象に残る物語です。

川が続いたので最後は海の物語を。

『遠い海から来たCoo』景山民夫
フィジー諸島で海洋生物学者の父と犬とイルカと共に暮らす少年が、ある日生まれたばかりの海棲恐竜(プレシオザウルス)と出合ったことから始まる物語。
美しい珊瑚礁の島の平和な前半とハラハラドキドキの後半の戦いで、とても好きな物語です。
特にクーが本当に可愛らしくて…一緒に泳ぎたいという気分になります。

むつぞー
誕生日2002/9/22
年齢7才
性別女性
血液型
職業ひみつ
現住所東京都

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